top of page

家づくり⑪

家づくり第11回は、地質(地盤)調査の続きです。

今回は、コチラ

土地条件図とは、防災対策や土地利用・土地保全・地域開発等の計画策定に必要な、 土地の自然条件等に関する基礎資料を提供する目的で、 昭和30年代から実施している土地条件調査の成果を基に、 主に地形分類(山地、台地・段丘、低地、水部、人工地形など)について示したものです。

候補の土地の場所を土地条件図上で見つけたら、その色がどんな地形区分でどんな土から構成されているのかを凡例に照らし合わせて調べましょう。オレンジ系で表示される「台地・段丘」や、黄色系で表示される「扇状地・自然堤防等」は比較的地盤の良い土地といえます。一方、青色系で表示される「谷底平野・後背湿地・旧河道等」は非常に軟らかい粘土が分布することが予想されます。また、様々な色で表示される人工地形も良好地盤とはいいがたい土地です。

しかし、条件図で一見良さそうに見えても、落とし穴がある場合があります。 例えば、コンクリートの壁で仕切られた分譲地は、人工的に造成された盛土地盤と考えられ、このような土地はどんなに土地条件図で良好地盤と判断されても、実際には危険度の高い盛土の可能性もあることから注意が必要となります。また、道路から高低差のある土地、周辺のコンクリートブロック等に大きなひび割れがある土地、道路に不規則なデコボコがみられる土地などについても、地盤の良し悪しの判断には十分な検討が必要となります。

閲覧数:27回0件のコメント

最新記事

すべて表示

家づくり⑩

家づくり第10回は、地質(地盤)の調べ方の続きです。 地質(地盤)調査に役立つサイト 各都道府県の地質データサイトなどがあります。 例えばコチラ 石川県内液状化しやすさマップ ➡️http://www.hrr.mlit.go.jp/ekijoka/ishikawa/pamphlet/ishikawa_map_full.pdf コチラは北陸地方整備局が公開している、石川県内の液状化しやすいエリアを示

家づくり⑨

家づくり第9回は、地質(地盤)の調べ方です。 家の建設時にはもちろん地質地盤調査の専門会社に依頼して、正確な調査をすることになりますが、土地探しの時点で調査会社に依頼することは現実的ではありません。 そこでインターネットを活用した調査法をご紹介します。 まず、1番オススメなのはコチラ 朝日新聞・揺れやすい地盤 ➡️http://www.asahi.com/sp/special/saigai_jib

家づくり⑧

家づくり第8回は、地質(地盤)の続きです。 日本の一般的な地質(地盤)は、上から順番に次のような層になっており、いろんな地層が重なって地盤が形成されています。 表土(黒土) 表層地盤※1 砂れき 沖積(ちゅうせき)層※2 洪積(こうせき)層※3 ※1表層地盤 建物の直下、地表から数十メートルまでの地盤。その下の地盤と比べ、はるかに軟らかい。たとえば関東では関東ローム層という赤土の部分で、富士山の

bottom of page